No.25: ■■■島
言葉を覚え、島の謎を解きながら、脱出を目指すRPG。
ジャンル: 離島脱出系RPG
作者: ニムエル様
プレイ時間: 1時間半〜2時間
遊んだバージョン: ver1.041
内容
それは島に流れ着いた直後のこと───。
初めて見かけた人に声をかけると・・・
いきなり襲いかかられた!!!
いったい僕が何をしたというんだ!?
なんとか逃げきることはできたものの、
こんな恐ろしい場所に一秒たりともいたくはない。
一刻も早く逃げ出さなくては・・・。
しかしその後に訪れた村は、平穏を絵に描いたような
とてものどかで平和な場所だった。
僕はこの島の言葉を覚え、脱出する手段を探すことにした。
古い時代からこの島を縛る恐ろしい因習の鎖、
その深い闇に巻き込まれてしまうとも知らずに・・・。
というのがストーリーの概略です。
この島の謎を解き、主人公を脱出させることが目的となります。
ぱっと見ありきたりの基本システムRPGのようにも見えますが、
謎めいた世界観 をベースに、 言語レベル や
掲示板クエスト など様々な
システムをミックスした、とても個性的で遊びやすい作品となっています。
POINT: 言語レベル
- 言語レベルが低いうちは、全てのセリフが「■■■」で表示されます。
- 行動によって言語レベルが最高3まで上がります。
- 言語レベル3になると、掲示板のクエストを受けられるようになります。
やや大味な所もありますが、それでいて遊びづらいということもなく、
また詳細なヒントがあるので、つまづくことなくエンディングまで到達できます。
更新も丁寧にされており、プレイヤーさんの要望に応えて
エンディングが次々と追加されているのも大変嬉しいところです。
エンディング
エンド数は5つ。その他に隠しエンドが3つあります。(ver1.041現在)
5つ全てを見る必要はなく、END1を見れば全ての謎が明かされるようになっています。
またEND2〜END5の場合はクリア後にヒントが表示され、
セーブ箇所から再開すれば、上位のエンディングを見られ仕組みになっています。
POINT: 隠しエンド
- END1 クリア後に「つづきから」を選ぶと「鍵」を持った状態で始まります。
- その「鍵」で村長の家の奥の扉の中に入ると、隠しエンドのヒントを聞くことができます。
- 主に村人とのキャラエンドになります。
総括
良かった点
・孤島の因習というテーマに上手にシステムを絡めている。
・段階ごとに異なるシステムが来るので飽きさせない。
・ヒントを丁寧に置いているので迷いにくい。
・さっぱりした文体が読みやすく、一方でしっかりキャラもたっている。
・GameOver画面が強烈。
気になった点
・最初の砂浜での戦闘の意味がよくわからず、村で■の会話だけ見て歩き回るところで
目的を見失って一瞬モチベーションを失いかけた。
(→初期バージョンだったせいもあるかもしれません。)
・森マップの入り口から牧場までの距離が短い。ずっと入り口の小さい範囲でムカデを狩っていた。
・武器が高価なのに必要性が薄い。
前半の村の明るい様子と、後半の暗い雰囲気の対比がよかったです。
先生よりむしろ神官がヒロインという意見には同意。神官ENDには笑ってしまいました。
→ 戻る