No.8: Peace Guardian
特殊組織「Peace Guardian」の戦いを描く近未来超能力ADV。
ジャンル: 近未来SF系ADV
作者: ケイ素様
プレイ時間: 2〜4時間
遊んだバージョン: ver1.72
ゲーム内容
アドベンチャーと銘打っている作品ですが、
ノンフィールドRPGといった方がしっくりくるほど戦闘の比重の高い作品です。
ストーリーも充実しており、またミッションクエストやサブストーリー、ボスラッシュなど
ボリュームたっぷりの内容となっています。
◆こんな人におすすめ!
・超能力が好きな人
・属性に合わせて豊富なスキルを使い分けるのが好きな人
・クールな台詞回しの好きな人
・サブクエストをたくさん遊びたい人
(あらすじ) ───時は近未来。地球に突如現れた怪生物 アンノウン・ビースト(UB) に対抗すべく 超能力を駆使して戦う特殊部隊 Peace Guardian(PG) が結成された。 PG科学班の努力により、UBの分析が進む一方で UBを利用して世界を支配せんとする謎の組織 Darkness Army(DA) も現れて・・・ |
それではゲームスタート。
いきなり戦闘が始まりますが、1回限りのチュートリアル戦です。
色々なコマンドを試してみましょう。
なおスタート時に装備しているスキルの属性は、町尾が「炎」、上路が「水」。
雑魚戦では町尾の全体攻撃「ブレイズビロウ」が活躍します。
POINT: 「戦闘」
- 通常攻撃: 敵を殴る。意外とダメージが出るが時々ミスする。序盤は重宝する。
- 技能: SPを消費してスキルを使う。
- 防御: 次のターンまで受けるダメージが半分になる。
- アイテム: アイテムを使用する。HP・SP回復や状態異常からの回復などができる。
- 撤退: 戦闘から逃げる。
- Special: キャラ固有の必殺技。「←Special」と表示されている時に使用できる。
- テンション(TP): HP・SPの下にあるバー。ダメージを受けると増加する。これを消費してキャラ固有の特殊技を使うことができる。 また100%になるとTPを全て消費してSpecial(必殺技)を発動することができる。
戦闘が終わったら、いったん本部に戻って指令を受けます。
最初の指令は「森林」を調査すること。探索画面は下のような画面です。
POINT: 「探索」
- 先に進む: 進行度が上がる。進んだ先で色々なイベントが発生する。
- メニュー: メニューを開く。スキル変更・アイテム使用・セーブなどを行う。
- 回復: 全回復する。(序盤のみ)
- 補給: アイテムの売買を行う。(序盤のみ)
- 撤退: 戦闘から逃げる。
- 周辺調査: 「次に進む」と同じ。レベル上げや金稼ぎ用。(進行度100%で選択可能)
- イベント: ボス戦へ。(進行度100%で選択可能)
探索中にUBの一部を拾うことがあります。
これらは全て売却し、アイテムや装備を購入する資金にします。
(売却することで後述するサポーターの強化ポイントにもなります。)
「森」と「山岳」の調査が終わると、本部の科学班を訪れることになります。
後ですぐに来ることができるので、今回は軽く眺めるだけでOKです。
POINT: 「開発」(科学班)
- アイテム補給: アイテム・装備を売買します。
- サポーター調整: サポーターの強化や調整を行います。
- 聞きたい事が・・・: 説明を聞きます。「現在の幸運度」を知りたい時もここ。(後で登場)
科学班の岸田と分かれると本部メニューになります。
POINT: 「本部」
- 調査に向かう: メインストーリーを進めます。目的地は「メニュー」の「ストーリー」で確認できます。
- ミッション: 特殊クエストです。進行度はなくボス戦のみが目的となります。
- 開発: 科学班を訪れます。
- メニュー: メニューを開きます。
- サブストーリー: ストーリーを進めると追加されます。
ここからは回復役の切形がパーティに加わるので、彼女に回復を任せることになります。
科学班でしっかり準備を整えたら、「調査に向かう」を選んでストーリーを進めましょう。
POINT: 「序盤のヒント」
- 特にレベル上げの必要はありません。普通に進めるだけでも十分強くなります。
- セーブはこまめに。本部のセーブは必ず残しておきましょう。
- 戦闘では属性の相性が重要になります。念のため「風Lv1」を買っておくと安心です。
- 消耗品はSP回復用の「リバイバルカプセル」が安いので買いこんでおきましょう。
ボス戦前に余計に探索すれば十分資金を稼ぐことができます。
エンディング
未クリアのため省略。
攻略
一部のスキルが強力なので、それを使うと比較的楽に勝てます。
(選択して読んで下さい。)
POINT: 「どうしても勝てない時は」
- 「防御」の「バニッシュ」を使うとほぼ無敵状態。
- 攻撃役の知性を最大限に高めておく。
- 「無」の防御無視攻撃は相手の属性耐性に関係なくダメージが通る。
総括
良かった点
・しっかりした世界観とキャラ。テンポの良いわかりやすいテキスト。
・UIのわかりやすさ。徐々に要素が追加されていく点。
・ボリュームがある。かつサブ要素も多い。
・スキルの種類が多種多様。
・メッセージスキップがある。後からストーリーを確認できる。
気になった点
・状況の悲惨さのわりにキャラの反応が淡白で印象に残りづらいところがある。
→ストーリーを多く詰め込もうとして全体的に駆け足すぎるのではないか?
・状態異常とアイテムの種類が多すぎて覚えられない。
・装備に比べて消費アイテムが高い。
→状態異常対応は全て回復スキルで済ませてしまった。
・「レベルが上がると敵も強くなる」「(マップから)撤退すると幸運度が下がる」の仕様が
プレイ上窮屈に感じた。
・ボス情報を調べた後に、対応するアイテム・装備を買いに戻らなくてはならない。
→本部補給なしで連続ストーリーの場合、特に不便に感じる。結局「無」頼りに。
・キャラがパーティを外れる時は自動的に装備を外して欲しい。
・メインストーリーの次の目的地にマークを表示して欲しい。
・購入時にスキルの内容が知りたい。(購入後装備して確認するしかない。)
・サポーターの調整変更時に機能を説明して欲しい。(アイテムで確認するしかない。)
・拾得物の自動(一括)売却が欲しい。
(※上記はプレイ上気になっただけで一律に改善要望というわけでもありません。
多少の不便さ複雑さの中で手探りすることも楽しみの一部でした。)
1話ごとに完結するショートストーリーの連なりのような
スマートですっきりとした味わいの作品でした。
もう少しストーリーに重点をずらして、戦闘には難易度調整をつけると
両方のプレイヤー層にさらにアピールできるのではないかと感じました。
とにかく戦闘が楽しかったので、RPG好きの方にもぜひお勧めしたい一作です!
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